台湾の3月の気温・雨・天気・気候の【現地情報】を春休み前に確認

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3月になると、学校は春休みになりますね。また、春分の日前後の休みを使って、海外旅行を考えている方もいるのではないでしょうか?

日本から近く、飛行機でも2時間半か3時間程度で旅行ができるため、観光地として人気が高い台湾への旅行はいかがでしょうか。

実は、3月になると、台湾では日本より一足先に春の訪れを迎えますので、少しずつ暖かくなります。

そこで、台湾の気温や現地状況が気になりますね。実は3月の台湾の天気や気候は変わりやすく、一年の中でも最も天候が二転三転する時期なのです。

以下では、台湾の3月の天気と気候について、気象統計データをベースにした、分かりやすい表・グラフや画像を交えながら、台湾現地から詳しく解説します。

  1. 台湾の3月の天気は、どんな感じなのか?
  2. 台湾の3月の気候は、日本とどれくらい違うのか?
  3. 台湾の3月の気温は、どれくらいなのか?
  4. 台湾の3月の天候は、良いのか?悪いのか?
  5. 台湾の3月には雨の心配はあるのか?
  6. 台湾の3月の旅行で、注意すべきことは何?

台湾への3月の旅行を予定している方は、上記のような疑問を抱いている方も多いかもしれませんね。

そこで、今回は、現地事情を踏まえて、台湾現地から台湾の3月の天気や気候について紹介します。

 

 

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台湾の3月の天気と気候

台湾の3月の天気は都市により異なる

台湾の3月の天気は、どうなのでしょうか?

まずは、各都市に住んでいる現地在住の人の声を拾ってみましょう。

台北の3月の天気

台北在住の人が言うことは、ようやく寒い冬から脱せられるけれど、相変わらず雨が降ったり、曇り空だったり、時には天気が良かったり…。

台中の3月の天気

そして、台中在住の人が言うことは、台中の3月の天気は、雨が時には降ることもあるけれど、晴れている日のほうが多く、暖かくなり、3月中旬以降は過ごしやすい日が多い。

高雄の3月の天気

また、高雄在住の人が言うことは、高雄の3月の天気は暖かくて、雨も少ないため、快適に過ごせて一年でも最高の時期。

台湾の3月の天気のまとめ

以上のように台湾の3月の天気について、結論を言えば、天気の良し悪しは各都市により違い、台湾北部と台湾中部以南では全く違うということになります。

台湾の3月の天気は降雨日数と雨量によって、各都市ごとに異なるということを知っておくと旅行のスケジュールが組みやすいですね。

台湾の天気のポイント
  • 台湾の3月の天気は都市により異なる
  • 台北の3月の天気の特徴は降雨量は少ないが曇り空が多い
  • 台湾中部以南の都市の3月の天気は良く過ごしやすい

 

台湾の3月の気候

台湾の3月の気候は「寒の戻り」がポイント

各都市で天気の良し悪しは若干異なるのは分かったけれど、台湾の3月の気候の特徴は何かな?

3月に日本から台湾の空港に到着直後は、ほとんどの人が台湾はとても暖かく感じられ、南国特有の湿った生温い空気感を感じることでしょう。

そして、夏から秋に掛けて上陸する台風の影響もなく、スコールのような激しい雨に降られることも少なく、台湾の3月の気候は春そのもので、旅行がしやすいと思われるかもしれませんね。

ところが、台湾の3月の気候で、一つ気をつけなければいけないことが「三寒四温」なのです。

日本では3月になると、三寒四温で、少し寒さが緩んだと思ったら、直ぐに寒さが戻ってくるということがありますね。寒の戻りというものです。

実は、3月には台湾でも同様に、寒の戻りがあり、特に台湾北部の台北などでは、三寒四温そのものの気候が特徴です。

台湾では暖房器具がない!?

台湾には暖房器具が備わっていない場合が多いのです。
台湾ではホテル(一部のホテルを除く)でも、一般家庭でも暖房器具がないのです。

一般的には、ホテルにはエアコンがあっても冷房のみの機能しかないため、寒の戻りがあった時には寒い思いをすることもしばしば。

ホテルや家の床は石材タイルで冷たい

台湾の建物の床や壁は、ほとんどの場合は石材タイルで造られています。

そのため、夏の時期は気温が低く抑えられ、冷涼で快適に過ごすことができるようになっています。

ところが、3月の寒の戻りの時期には石材タイルは床元から足が冷やされます。ホテルでの対策も必要でしょう。

浴室はバスタブではなくシャワーのみ

一般的に、台湾の習慣として、バスタブにお湯を入れて、湯船に浸かることはなく、ほとんどの人はシャワーのみです。

このような現地事情があり、バスタブが備えられている家庭が少なく、ホテルでも一部を除いて、シャワーだけというところも多いですよ。

暖かいと思って台湾へ着いたら、運悪く寒の戻り…、バスタブもなく、シャワーだけというのは、日本人にとっては辛いですね。

台湾の3月の気候のまとめ

以上のことをまとめると、台湾の3月の気候は、台湾北部の台北でも徐々に冬の寒さが緩む時期です。

ところが、東京などの都市でも冷え込む日には、台湾でも寒の戻りがあり、特に台湾北部を中心に、肌寒く感じます。

特に、寒の戻りの週の朝晩は、暖房設備がない台湾では、日本と同様に寒く感じますので、寒さ対策などが必要でしょう。

台湾の気候のポイント
  • 台湾の3月の気候は「寒の戻り」がポイント
  • 3月上旬の寒の戻りの時期には寒さ対策が必要

以下では、実際の気象データを表やグラフで紹介しながら、台湾の3月の天気や気候について、詳しく解説します。

 

台湾の3月の気温

  • 台湾主要都市の最高気温は22.1℃~26.8℃(東京との気温差は8.5℃~13℃)
  • 台湾主要都市の平均気温は18.5℃~22.6℃(東京との気温差は10℃~14℃)
  • 台湾主要都市の最低気温は15.8℃~19.2℃(東京との気温差は11℃~15℃)
  • 台湾の3月の気温は寒の戻りの時期を除き、比較的温暖な日が多い

台湾主要都市の年間の平均気温のグラフ

台湾主要都市の年間月別の平均気温(℃)

台湾主要都市の年間月別の平均気温(℃)

 

台湾主要都市の3月の気温(最高気温、平均気温、最低気温)

3月台北台中高雄東京
最高気温22.1℃24.6℃26.8℃13.6℃
平均気温18.5℃19.6℃22.6℃8.7℃
最低気温15.8℃16.0℃19.2℃4.4℃

(引用元:台湾気象局の統計データより当社作成、以下同じ)

※最高気温、平均気温、最低気温は、日平均最高気温、日平均平均気温、日平均最低気温を示すものです。

上表の通り、台湾各地では3月であっても、平均気温は18.5℃~22.6℃と、比較的高いのが特徴です。

ところが、寒の戻りの時期には、最低気温は15℃を下回り、年により冬の寒さが戻ることがしばしばあります。

そのような時期には、暖房設備がない室内では、屋内でもマフラー、ニット帽、手袋などの防寒具を身に着けて、寒さに震えるようなこともあります。

台湾の3月は三寒四温と天候の変化が激しい時期で、暖かい日と寒い日が入れ替わりで繰り返す時期になります。

台湾の3月の気候は寒の戻りがない週は寒さを感じることはなく、日本の小春日和を感じるような気候が続きます。ただし、台北などの台湾北部では曇り空の日が続くこともあります。

 

台湾の3月の降水(降水量と降水日数)

  • 台湾北部の3月の降水量は徐々に増え、雨の備えが必要
  • 台湾中部以南の3月の雨の日は少なく、雨の心配はあまりない
  • 台湾の3月の降水量は台湾北部では比較的多く、南部になるほど少なくなる。
  • 台北の3月の降水日数は15.5日と多く、台湾中部以南では比較的少ない。

台湾主要都市の年間月別の降水量(mm/月)

台湾主要都市の年間の降水量(mm/月)

台湾主要都市の年間の降水量(mm/月)

台湾の3月の降水量と降水日数

3月台北台中高雄東京
降水量/mm180.4103.038.8117.5
降水日数15.511.24.09.9

台湾の3月の降水量は台北では増えますが、まだまだ通年では少ない時期です。

また、台湾全土では3月の降水量は南部へ行くほど少なくなる傾向があります。

そして、台湾の3月の降水日数は都市により異なり、台北の3月の降水日数は平均で15.5日と、2日に一日は雨が降るくらい雨の日が多くなります。

つまり、3月の台湾北部では、大雨になるようなことは少なくても、曇りや天気の悪い日が多くなります。

一方、台中や高雄などの台湾中部以南では降水量も降水日数も比較的少なく、3月に旅行をする際には、雨の心配はあまりしなくてもよいでしょう。

 

台湾の3月の湿度と不快指数

以下は、台北、台中、高雄の相対湿度と不快指数を示しています。

3月台北台中高雄東京
湿度/%79.576.673.256.0
不快指数61.362.264.753.3

台湾の3月の湿度

  • 台湾の3月の湿度は73%~80%程度。
  • 台湾の3月の湿度は台湾北部が高く、南部へ行くほど湿度が低くなる。
  • 台湾と東京の湿度を比べると、8%~11%程度高い。
台湾主要都市の月別の相対湿度(%)

台湾主要都市の月別の相対湿度(%)

台北の3月では降水量は、まだそれほど多くないですが、湿度が高いのが特徴。

台北では3月には曇り空が多く、晴れの日が少なく、空気が湿っぽく感じる日が多いのです。

一方、台湾中部以南ではジメジメとした湿った空気は感じられず、比較的快適に過ごせます。

台湾の3月の不快指数

  • 台湾の不快指数は約61~65程度(東京は53程度)。
  • 台湾の主要都市ではやや涼しく感じられる水準です。
  • 台湾の3月は朝晩は少し肌寒く感じ、昼間は快適に感じられる。
台湾主要都市の月別の不快指数

台湾主要都市の月別の不快指数

不快指数は60を下回ると「肌寒く感じる」とされています。

東京の3月の不快指数が53強であるのに対して、台湾の不快指数は61~65程度です。

そのため、旅行で日本から台湾に到着時には、特別な寒さを感じないかもしれません。

ただし、一時的に気温が下がった朝晩は肌寒く感じられ、天気が良い日は快適に感じられることでしょう。

 

台湾の3月の紫外線と日照時間

台湾の3月の紫外線(UV量)

  • 台北から高雄までの主要都市での3月の紫外線を示すUV量は4~6の間。
  • 台湾の3月では台湾南部へ行くほど、紫外線のUV値は上がります。
  • 平均UV量は4~6の間 → 紫外線は中程度(強くなく弱くなく)~強い。
  • 台湾の3月の主要都市の紫外線最大UV量は9~10 → 非常に強い。

 

台湾の主要都市の紫外線(UV)量

台湾の主要都市の紫外線(UV)量

 

台湾の3月の紫外線量は、下記の通りです。

  • 台北の3月の紫外線量: 4.3(平均)、10(最大)
  • 台中の3月の紫外線量: 5.4(平均)、 9(最大)
  • 台南の3月の紫外線量: 6.1(平均)、 9(最大)
  • 高雄の3月の紫外線量: 6.3(平均)、11(最大)
  • 東京の3月の紫外線量: 3.6(平均)

 

台湾の3月の日照時間

  • 台湾の主要都市の中では3月の台北は日照時間が極端に短い。
  • 台湾の中でも台中と高雄の3月の日照時間は比較的長い。
  • 日照時間の長短の理由は晴れの日が多いかどうかの違い。
台湾主要都市の月別の日照時間(時間/月)

台湾主要都市の月別の日照時間(時間/月)

台湾の3月の日照時間の特徴は、台北を中心とした台湾北部のエリアは曇り空が多く、シトシトと雨が降る日もあるため、日照時間が少ないこと。

台湾中部以南の都市では、3月も雨が比較的少なく、南部へ行けば行くほど天気の良い日が多くなります。

そのため、日照時間が比較的長くなりますので、旅行をしていて、天候に泣かされることは少ないでしょう。

 

台湾の3月の旅行で注意すべきこと

台湾の3月の時期に旅行する上で注意すべきことを3つほど挙げておきます。

  1. 気温や天候が週ごとに変化するため体調管理が必要。
  2. 大気が比較的乾燥しているため、PM2.5などの影響による大気汚染対策も必要。
  3. 3月に台北を旅行する場合は、天候不良時のために折り畳み傘を忘れずに。

 

まとめ

台湾の3月は東京の4月上旬頃に該当する気候だとイメージすると分かりやすいかもしれません。

つまり、冬の寒さが緩み、気温も徐々に上がってきますが、急に寒さが戻ってくることもあります。

3月には学校は春休みになりますので、台湾旅行を予定している方も多くいることでしょう。

3月上旬頃に台湾へ行く方は一応、冬の装いも必要ですが、3月下旬頃になると、春の装いになり、台湾南部では夏のような暑さになる日も多いですよ。

最後にもう一度伝えておきますが…、台湾の3月の時期の天気は変わりやすく、冬服から夏服まで、服選びが最も難しい時期です。

 

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