5月はGW(ゴールデンウィーク)の連休の真っ只中になりますね。
GWの大型連休を利用して海外旅行を予定している方も多いのではないでしょうか?
日本から台湾へは飛行機で、たった3時間程度で行けるため、多くの人が毎年GW連休中に台湾観光へ向かいます。
そこで、気になるのが台湾の5月の天気や気候と現地の状況ではないでしょうか?
実は、5月の台湾の天気や天候は年により変わったり、毎日の雨の予測が難しいのが現地の実状です。
以下では、台湾の5月の天気と気候について、気象統計データをベースに分かりやすい表・グラフや画像を交えながら、台湾現地から詳しく解説します。
- 台湾の5月の天気は、どんな感じなのか?
- 台湾の5月の気候は、日本とどれくらい違うのか?
- 台湾の5月の気温は、どれくらいなのか?
- 台湾の5月の天候は、良いのか?悪いのか?
- 台湾の5月には雨の心配はあるのか?
- 台湾の5月の旅行で、注意すべきことは何?
台湾への5月の旅行を予定している方は、上記のような疑問を抱いている方も多いかもしれませんね。
そこで、今回は、現地事情を踏まえて、台湾現地から台湾の5月の天気や気候について詳しく解説します。
台湾の5月の天気
台湾の5月の天気は都市により異なる
台湾の5月の天気は、どうなのでしょうか?
まずは、各都市に住んでいる現地在住の人の声を拾ってみましょう。
台北の5月の天気
台北在住の人に5月の天気について聞くと、下記のようなことが共通した点になります。
台北の5月は春というより初夏の時期のようで、ザーッと雨が降ったり、直ぐに太陽の日が差し始めたり、曇り空が続いたり、予測不能な天気です。
台中の5月の天気
そして、台中在住の人に5月の天気について聞くと、下記のようなことが共通した点になります。
台中の5月の天気は、5月上旬は一日の内でも晴れていたり雨が降ったりと、天候が変わりやすいのが特徴。
また、5月中旬以降は土砂降りの大雨が続くことも多く、雨季の到来を感じさせるとともに、梅雨入りの雰囲気を感じます。
高雄の5月の天気
また、高雄在住の人に5月の天気について聞くと、下記のようなことが共通した点になります。
高雄の5月の天気は雨が降る日が少しずつ多くなり、雨が降る時には大雨になることが多く、晴れている日は夏のように暑くなります。
台湾の5月の天気のまとめ
以上のように台湾の5月の天気について結論を言えば、天気の良し悪しは各都市により異なり、台湾北部と台湾中部、台湾南部では全く違うことが分かります。
台湾の5月の天気は降雨日数と雨量が各都市ごとに異なるため、それぞれの都市では、日によって天候が違うことを知っておくと、旅行のスケジュールを組みやすいでしょう。
- 台湾の5月の天気は各都市により異なる
- 台北の5月の天気の特徴は中旬までは比較的過ごしやすい
- 台北の5月の天気の特徴は中旬以降は多湿の日が多い
台湾の5月の気候
台湾の5月の気候は「雨の降り方」がポイント
各都市で天気の良し悪しは若干異なるのが分かりますね。
それでは、台湾の5月の気候の特徴は、どんな点なのか?
台湾の空港到着後に飛行機から出た瞬間、ほとんどの方は台湾の南国特有の生温い湿った独特の空気感を実感することでしょう。
そして、天気が良く、湿度が高い日に街歩きをすると、ジワジワと汗が出てくることを感じるかもしれません。
ところが、台湾の5月の気候でポイントとなることは、「雨の降り方」になります。
台湾では5月になると、急激に気温が上がり、更に湿度が上がる日が多くなります。
その一方で、土砂降りの大雨になる日が多くなる時期です。
また5月中旬以降は、降雨直後に太陽の日が差すと、気温と湿度が上がり、蒸し暑さを体感する日が多くなります。
台湾の5月の初旬、中旬、下旬の気候
台湾の5月上旬には、気温が上がり始め、雨も時折降るため、蒸し暑さを感じますが、朝晩は比較的過ごしやすい日が多いです。
5月中旬になると、早い年には雨が降り続く時期になり、梅雨入りを思わせる雨季の時期の真っ只中に突入します。
また、5月下旬頃には、毎年、雨が降り続く日が多くなり、そのような日はあまり暑さは感じないけれど、皮膚がペタペタするような高い湿度感を感じます。
台湾の5月の気候のまとめ
以上のことをまとめると、台湾の5月の気候は、台湾北部の台北では、相変わらず雨の日が多く、更に気温が上昇しますので、蒸し暑さを体感する日が多くなります。
台中の5月には雨が降る日を除いて、比較的過ごしやすい日が続きます。5月下旬の時期には、雨が多くなり降雨の日は比較的涼しく感じ、日中に日が差すと蒸し暑さを感じる日が多いです。
高雄の5月は気温が上昇する時期ですので、天気が良い日は夏の暑さを感じます。また、GW時期の旅行は雨の心配はあまり必要ないでしょう。
- 台湾の5月の気候は雨の降り方がポイント
- 5月中旬以降は梅雨入りすることも多く雨季になる
以下では、実際の気象データを表やグラフで紹介しながら、台湾の5月の天気や気候について、詳しく解説します。
台湾の5月の気温
- 台湾主要都市の最高気温は29.2℃~30.8℃(東京との気温差は6℃~8℃)
- 台湾主要都市の平均気温は25.2℃~27.5℃(東京との気温差は7℃~9℃)
- 台湾主要都市の最低気温は22.3℃~24.8℃(東京との気温差は8℃~11℃)
- 台湾の5月の気温は高く、最高気温(平均)は30度前後と暑くなる
台湾主要都市の年間の平均気温のグラフ
台湾主要都市の5月の気温(最高気温、平均気温、最低気温)
5月 | 台北 | 台中 | 高雄 | 東京 |
---|---|---|---|---|
最高気温 | 29.2℃ | 30.2℃ | 30.8℃ | 22.9℃ |
平均気温 | 25.2℃ | 26.0℃ | 27.5℃ | 18.2℃ |
最低気温 | 22.3℃ | 22.6℃ | 24.8℃ | 14.0℃ |
(引用元:台湾気象局の統計データより当社作成、以下同じ)
※最高気温、平均気温、最低気温は、日平均最高気温、日平均平均気温、日平均最低気温を示すものです。
上表の通り、台湾各地では5月には、平均気温は25.2℃~27.5℃と高くなり、暑さを感じる時期。
例えば、雨が降った直後に太陽の日が差し、気温が上昇し始めると、湿度も高く、蒸し暑さを体感することが多くなります。
5月の上旬と5月下旬では気温が大きく異なり、台湾南部から夏の時期になり、台湾全土で最低気温が25度を下回る日が少なくなります。
台湾の5月の雨(降水量と降水日数)
- 台湾北部の5月の降水量は徐々に増え、雨の備えが必要
- 台湾中部以南のGW時期の5月上旬では雨の日は比較的少ないが、下旬頃から雨の日も増え始める
- 台湾の5月の降水量は台湾北部・中部では比較的多く、南部になるほど少なくなる。
- 台北の5月の降水日数は14.8日と多く、台湾中部以南では比較的少ない。
台湾主要都市の年間月別の降水量(mm/月)
台湾の5月の降水量と降水日数
5月 | 台北 | 台中 | 高雄 | 東京 |
---|---|---|---|---|
降水量/mm | 234.5 | 231.5 | 197.4 | 137.8 |
降水日数 | 14.8 | 12.2 | 9.3 | 10.3 |
台湾の5月の降水量は前月までと比べて増加しますが、降雨日数が急激に増えるわけではないため、雨が降れば大雨になることが多いのが実状。
また、台湾全土では5月の降水量は南部へ行くほど少なくなる傾向があり、降水日数も南部の方が比較的少ない。
5月の台湾北部では、2日に一日は雨になることを覚悟し、曇りや天気の悪い日が多くなります。
そして、台中、台南、高雄などの台湾中部以南でも降水量も降水日数も増えますが台北ほど多くはありません。
台湾の5月の湿度と不快指数
以下は、台北、台中、高雄の相対湿度と不快指数を示しています。
5月 | 台北 | 台中 | 高雄 | 東京 |
---|---|---|---|---|
湿度/% | 76.6 | 77.1 | 76.9 | 69.0 |
不快指数 | 66.8 | 67.4 | 68.7 | 61.1 |
台湾の5月の湿度
- 台湾の5月の湿度は76%~77%程度。
- 台湾の5月の湿度は台湾の主要都市ではどこも同じ程度。
- 台湾と東京の湿度を比べると、台湾の湿度は8%程度高い。
台北の5月では降水量は、まだそれほど多くないですが、湿度が高いのが特徴。
台北では5月には曇り空が多く、晴れの日が少なく、空気が湿っぽく重く感じる日が多い。
一方、台湾南部ではジメジメとした湿った空気を感じる日は少ないです。
台湾の5月の不快指数
- 台湾の不快指数は約67~69程度(東京は61程度)。
- 台湾の主要都市では快適に感じられる水準です。
- 台湾の5月上旬の朝晩は涼しく感じる日もあり、下旬の昼間は暑さを感じる日が多い
不快指数は65~70では「快適に感じる」水準とされています。
東京の5月の不快指数が61程度であるのに対して、台湾の不快指数は約67~69程度です。
そのため、旅行で日本から台湾に到着時には、天気が良ければ比較的快適に感じられるはずです。
ただし、5月上旬では雨の日の朝晩は少し涼しく感じられ、5月下旬の天気が良い日の昼間はやや蒸し暑く感じられる日もあるでしょう。
台湾の5月の紫外線と日照時間
台湾の5月の紫外線(UV量)
- 台北から高雄までの主要都市での5月の紫外線を示すUV量は6~9の間。
- 台湾の5月では台湾南部へ行くほど、紫外線のUV値は上がります。
- 平均UV量は6~9の間 → 紫外線は強い~非常に強い。
- 台湾の5月の主要都市の紫外線最大UV量は10~13 → 非常に強い~極端に強い。
台湾の5月の紫外線量は、下記の通りです。
- 台北の5月の紫外線量: 5.6(平均)、10(最大)
- 台中の5月の紫外線量: 7.3(平均)、10(最大)
- 台南の5月の紫外線量: 8.6(平均)、13(最大)
- 高雄の5月の紫外線量: 8.7(平均)、13(最大)
- 東京の5月の紫外線量: 6.2(平均)
台湾の5月の日照時間
- 台湾の主要都市の中では5月の台北は日照時間が比較的短い。
- 台湾の中でも台中と高雄の5月の日照時間は次第に長くなる時期。
- 日照時間の長短の理由は雨の日が少なく、晴れの日が多いかどうかの違い。
台湾の5月の日照時間の特徴は、台北を中心とした台湾北部のエリアは依然として曇りの日や雨が降る日が多く、日照時間が少ないこと。
台湾中部以南の都市でも、5月は雨が降る日が多くなりますが、南部へ行けば行くほど天気の良い日が多いのが特徴。
ただし、この時期に台湾旅行をする場合は、突然の大雨の備えをしておくことが必要でしょう。
台湾の5月の旅行で注意すべきこと
台湾の5月の時期に旅行する上で注意すべきことを3つほど挙げておきます。
- 日ごとに天候が変わりやすいため、体感温度の変化に対応した体調管理が必要。
- 台北の観光では雨の日は1/2の確率のため、天気が悪い日と天気が良い日の両方のスケジュールを準備しておく
- 5月に台北を旅行する場合は、天候不良時のために折り畳み傘を忘れずに準備。
まとめ
台湾の5月は東京の6月頃に該当する気候だとイメージすると分かりやすいかもしれません。
つまり、気温が上昇し穏やかな天候で過ごしやすいものの、台北では天気が悪い日が多い。
GW時期に台湾旅行を予定している方は、現地の装いも気になるところですね。端的に言えば、夏の装い+薄手の上着でOKです。
ただし、台湾の5月の時期の天候は変わりやすいため、服選びを慎重にしたほうが良いかもしれません。
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