台湾では湿度が一年中高い?答えはNO!理由と現地事情を紹介します

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台湾旅行の際に気になることの一つがが「蒸し暑さ」ではないでしょうか?

実際に、台湾で暮らしてみると蒸し暑い時期もあります。

ところが、台湾にも季節がありますので、蒸し暑くない時期もあるわけです。

台湾で暮らしてみて、はじめて知った台湾事情もありますので、台湾の湿度についての情報をシェアします。

ここに注目
  1. 台湾では、一年中、湿度が高いの?
  2. 台湾では都市により、湿度が違うのかな?
  3. 台湾では季節により、湿度が異なるのかな?
  4. 台湾で湿度が高い時期は、いつなのかな?
  5. 台湾で湿度が高い都市は、どこなのかな?

台湾旅行の際にも役立ちそうな台湾の湿度に関する情報をシェアしますので、ぜひ旅行前の参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

 

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台湾の湿度は一年中高いのか?

一年中、台湾の湿度が高いと思っている方もいるかもしれませんね。

台湾の湿度は日本と比べると高いと言うのは事実ですが、一年中、台湾の湿度が高いというのは誤解です。

日本でも季節が変わると、気候が変わり湿度も変わりますね。

同様に、台湾でも季節が変わると、気候が変わり湿度も変わります。

ただし、一年を通してみると、日本ほど乾湿の差が大きくないというのが実状です。

台湾で湿度が高い時期

台湾での湿度に関して、大きく区分すると下記のような季節の節目があります。

  • 台湾で湿度が高い時期: 4月~8月
  • 台湾で湿度が低い時期: 9月~3月

更に厳密に言うと、3月下旬頃から気温が上がり始める時期から雨が降りやすくなり、同時に湿度も上がり始めます。

そして、9月になり、年間を通して考えた場合、最後の台風上陸後に、カラッと快晴になり、空気が乾燥し始めます。

台湾で湿度が高い都市

また、台湾の湿度を都市ごとに見てみると、台湾全土では各エリアにより、湿度が高い都市もあれば、低いエリアもあります。

具体的に、湿度が高い都市と低い都市を挙げると、下記の通りになります。

  • 台湾で湿度が高い都市: 台北、九份、花蓮
  • 台湾で湿度が低い都市: 高雄、台中、台南

台湾旅行をする場合、日本人がよく訪れる都市を中心に挙げてみました。

先述した通り、台湾では春から夏頃までは台湾全土で湿度が高くなります。

そして、秋から冬までの時期は、上記のように、都市によって湿度は変わります。

 

台湾の湿度を気象データで検証

台湾の湿度を台湾気象局の気象統計データで確認してみましょう。

台湾主要都市の月別の相対湿度(%)

台湾主要都市の月別の相対湿度(%)

 

グラフは台湾の主要都市(台北、台中、高雄)の月別の平均湿度(相対湿度)を示しています。

台北では7月と8月以外は、湿度が75%~80%と非常に高い状況です。

高雄や台中では10月~3月ころまでは、湿度が72%~75%程度と比較的低めのなっています。

この時期は、台湾中部以南では乾季にあたり、ほとんど雨が降らないため、湿度も比較的低めになっていますね。

ところが、上記の湿度は一ヶ月の湿度を平均した平均相対湿度を示していますので、実際の体感湿度は異なることも多いです。

例えば、10月~2月の時期は台北は小雨が降ったり、曇りの日が多くなりますので、冬の時期でも、ジメジメとした天気が続くことも多くなります。

このように、台湾北部では冬でも、湿度が比較的高いため、晴れた日以外は不快な季節になります。

その一方で、台湾中部以南では、10月~2月の時期は雨が降らないことに加えて、寒波の影響を受けて、シベリア寒気団が北側から乾いた大気が吹き込みます。

そのため、特に11月~2月ころまでは高雄や台中では天気の良い日は大気がとても乾燥しています。

具体的には、喉がガラガラになるくらい空気が乾燥し、中国大陸からはPM2.5などの大気汚染が流れてくるため、マスク着用をせざるを得なくなります。

このような乾燥した日に湿度計を見てみると、60%を下回っていることが多いです。つまり、イメージとしては東京の秋の時期と同じような状況です。

Point!
  • 台湾では通年での平均湿度は72%~80%程度
  • 10月~3月の日ごとの湿度は60%を下回ることも多い
  • 特に、台湾中部以南の11月~2月では空気が乾燥する

 

台湾旅行の際に湿度に関して注意すべきこと3つ

最後に、台湾旅行の際に、湿度について注意すべきことを3つほど紹介します。

衣類の準備は多めに

一つ目は湿度が高い時期に台湾旅行をする場合は、着替えを多めに持ってくると良いでしょう。

湿度が高い時期に外出すると、10分くらい歩いただけで、Tシャツなどの服が汗で濡れてしまいます。

そんな状態で、冷房の効いた屋内や車内で長く滞在すれば、体調を崩してしまいますね。

台湾では湿度の高い時期に旅行をする場合は、できるだけ頻繁に着替えをするとよいでしょう。

外出時はマスクの着用

先述した通り、特に11月~2月頃までは空気が乾燥しますので、ウイルスや大気汚染で喉が痛くなることがあります。

上記の時期には、特に人混みの中ではマスクを着用することを強くお勧めします。

実際には、乾季などの季節に関係なく、台湾では多くの人が外出時にはマスクを着用しているというのが現地の事情です。

リップスティックとスキンクリーム

特に、台湾では乾季にあたる11月~2月くらいまでは、空気が乾燥しますので、それなりの準備が必要になります。

具体的には、唇がカラカラに乾いて、朝起きたら、唇が割れていたなんていうことがよくあります。そんため、リップスティックをお忘れなく。

さらに、極端に空気が乾燥している日は、皮膚がカサカサになりますので、皮膚のダメージを防ぐためにも、(特に皮膚の乾燥に弱い方は)スキンクリームを持ってくることをお勧めします。

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