台湾と中国と香港では重さの単位が違う!中華圏の重量単位のまとめ

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中華圏でも国や地域が変わると、重さの単位が異なるということをご存知ですか?

台湾旅行、中国旅行、香港旅行などの中華圏への旅行で量り売りの商品を買う場合に重さの単位が分からずに困った!

中華圏の国を旅行中に、このような経験をしたことはありませんか?

ここに注目
  1. 台湾での重さの単位は何?何キロ?何グラム?
  2. 中国での重さの単位は何?何キロ?何グラム?
  3. 香港での重さの単位は何?何キロ?何グラム?

旅行中やはじめての海外生活で、上記のような疑問を持った方もいると思います。

そこで、台湾、中国、香港、さらにマカオ、シンガポール、マレーシア、ベトナムでの重さの表記と単位について、何キロあるいは何グラムなのかを詳しく解説します。

 

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中華圏での重さの単位

中華圏では重さの単位として、「kg」を使用する場合もありますが、「斤」という表記をします。

そして、中華圏では同じ「斤」という文字を使っていても、重量が国や地域によって全く異なっていたり、微妙に異なっていたりします。

ただし、共通していることは「公斤」は「kg」を示して、「公克」は「g」を示すことです。

更に、国によっては斤とは異なる「兩」という重量単位を使用する場合もあります。

以下では、ややこしい中華圏の単位について国や地域ごとに詳しく解説します。

下記は、中国語のピンイン発音とカタカナ発音(カタカナ発音は目安程度)です。

  • 斤 :Jīn(ジン)
  • 兩 :Liǎng(リァン)
  • 公斤:Gōngjīn(ゴォンジィン)
  • 公克:Gōngkè(ゴォンカ)

 

台湾の重さの単位

台湾の重さの単位

  • 斤 :600g(0.6kg)
  • 台斤:600g(0.6kg)
  • 兩 :37.5g(0.0375kg)
  • 台兩:37.5g(0.0375kg)
  • 磅 :0.75斤(0.45kg)
  • 公斤:1000g(1.0kg)

台湾での重さの単位は「斤」という表記を使い、場合によっては「台斤」と記載されていることもあります。

金門と馬祖の重さの単位

そして、金門島と馬祖島は台湾の離島ですが、台湾本島とは重さの単位が異なります。

金門や馬祖では、下記のように「市斤」と「市兩」という重さの単位を使用しています。

  • 市斤:500g(0.5kg)
  • 市兩:31.25g(0.03125kg)

上記の地域での「市兩」という単位は、文化革命前の昔の中国で使用されていた重量と同じ重さになります。

台湾での重さの単位の特徴

台湾では、重さの単位はkgを示す公斤を使う場面もあれば、台斤(斤)を使う場面もあります。

一般的には、斤と表記されていることが多く、特に伝統市場などでは台斤を使用しています。

また、(両)あるいは台兩(台両)という重さの単位が使われるのは、烏龍茶やカラスミの重さを測る場合に使用されることが多くなります。

時には「磅」という重さを測る単位を見ることがあるかもしれませんが、一磅=0.75斤となります。

公斤 (kg)克 (g)
一斤十六兩0.6 kg600 g
半斤八兩0.3 kg300 g
1/4 斤四兩0.15 kg150 g
1/16 斤一兩0.0375 kg37.5 g
0.75 斤12 兩一磅0.4 kg400 g
0.375 斤6 兩半磅0.225 kg225 g
2.5 磅1 kg1000 g
1.25 磅0.5 kg500 g

 

中国の重さの単位

中国での重さを示す表現は、下記の重量単位を使用しています。

  • 斤 :500g(0.5kg)
  • 市斤:500g(0.5kg)
  • 两 :50g(0.05kg)
  • 公斤:1000g(1.0kg)

中国では、上記のように文化革命以降は、重さの単位を単純化するために、500gを基準に改定されました。

 

香港(マカオ含む)の重さの単位

香港とマカオでは、下記の重量単位を使用しています。

  • 斤 :604.79g(0.60479kg)
  • 兩 :37.7994g(0.0378kg)
  • 磅 :0.75斤
  • 公斤:1000g(1.0kg)

上記の重さの単位を一覧表にしましたので、参考にしてみてください。

公斤 (kg)克 (g)
一斤十六兩0.6048 kg604.8 g
半斤八兩0.3024 kg302.4 g
1/4 斤四兩0.151 kg151 g
1/16 斤一兩0.0378 kg37.8 g
0.75 斤12 兩一磅0.4536 kg453.6 g
0.375 斤6 兩半磅0.2268 kg226.8 g
1 kg1000 g
0.5 kg500 g

 

シンガポールとマレーシアでの重さの単位

シンガポールやマレーシアでも中華系の人が多くいるため、チャイナタウンなどで買い物をする場合には中華式の重量が使用されます。

下記はシンガポールとマレーシアで使用されている重量単位です。

  • 斤 :604.8g(0.6048kg)
  • 公斤:1000g(1.0kg)

 

ベトナムの重さの単位

ベトナムも中華系の人々が比較的多くいるため、市場などでは中華式の重量が使用されます。

以下はベトナムでの重量単位です。

  • 斤 :604.6g(0.6046kg)
  • 公斤:1000g(1.0kg)

 
以上、台湾、中国、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、ベトナムでの重さを示す単位を紹介しました。

中華圏の国や地域によって重さの単位と重量が異なることが伝わりましたでしょうか?

中華圏の国へ海外旅行をされる際には、重さの単位に気をつけて、是非、楽しい観光を楽しんでください!

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