台湾旅行と韓国旅行ではどっちがいいのか迷っている方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回は台湾旅行と韓国旅行の特徴を挙げながら、それぞれのメリットとデメリットを見ていこうと思います。
- 台湾と韓国では旅行費用はどっちがお得なのかな?
- 台湾と韓国ではどっちのグルメがお勧めなのかな?
- 台湾と韓国では観光スポットに違いがあるのかな?
- 台湾と韓国で現地での旅行のしやすさはどうかな?
- 台湾旅行と韓国旅行のベストシーズンはいつかな?
上記のような疑問を持っている方へ向けて、韓国旅行を何度も経験している台湾在住の私が観光旅行をする場合に気になるポイントに絞って詳しく紹介します。
フライト
海外旅行をするために必要なものは飛行機の航空券の予約になりますね。
以下では台湾と韓国のフライト情報をそれぞれ比較してみます。
台湾
成田、羽田、関西、中部、福岡の各空港から台北と高雄を中心に毎日100便以上就航しています。
近年では日本と台湾間のLCCが増加しており、ますます台湾への旅行がしやすくなっています。
韓国
台湾と同様に、成田、羽田、関西、中部、福岡の各空港からソウル、釜山、済州島などに向けて多くのフライトが就航しています。
日本と韓国間もLCCのフライトが非常に多いため、航空券の予約で困ることは稀でしょう。
台湾と韓国のフライト比較
- 台湾:航空便は非常に多く便利
- 韓国:航空便は非常に多く便利
旅行費用
台湾
2泊3日で台湾のツアー料金の最安値は24,800円から旅行が楽しめるようです。
また、個人手配の旅行の場合はLCCを利用すれば、片道1万円程度になります。
韓国
韓国のツアー料金の最安値を調べてみると、2泊3日の旅程では19,800円から楽しめるようですね。
もちろん、旅行時期によってはツアー料金が変わりますが、航空券とホテル宿泊料で2万円程度で旅行が出来るツアーがあるのはうれしいですね。
LCCを利用した場合は往復で2万円くらいから販売されていますね。
また、釜山への旅行の際には、博多、下関、大阪などからは国際旅客船も利用できます。
台湾と韓国の旅行費用の比較
- 台湾:ツアー料金は安い、LCCは往復2万円~
- 韓国:ツアー料金は非常に安い、LCCは往復2万円~
現地交通
台湾
台湾では下記の交通の手段があります。
- 高速鉄道(新幹線):台北‐高雄などの都市間の移動に利用、料金は少し高め
- 台湾鉄道(在来線):都市間の移動に利用、料金は比較的安い
- MRT(地下鉄):台北と高雄での市内移動で利用、料金は安い
- 高速バス:都市間の移動に利用、料金は安い
- 市内バス:各市内での移動に利用、料金は非常に安い
- タクシー:あらゆる移動で利用、料金は比較的安い、チャーターも可
- 飛行機:離島への移動に利用
韓国
韓国では国内移動の際には、下記の交通手段があります。
- 高速鉄道(KTX、SRT):都市間の移動に利用、ソウル‐釜山間は2時間半、51,800ウォン~
- 地下鉄:市内移動に利用、料金はやや安い(1,350ウォン/10km以内)
- 市内バス:市内移動に利用、料金はやや安い(1,000ウォン/10km以内)
- タクシー:あらゆる移動で利用、(初乗り:3,000ウォン)
- 飛行機:済州島への移動などに利用
台湾と韓国の現地交通の比較
- 台湾:台湾の鉄道、MRT、バスは乗りこなせばコスパが高い
- 韓国:日本人観光客には高速鉄道、地下鉄、タクシーが主な交通手段
物価
海外旅行で物価を意識するのはホテルの宿泊料金、レストラン・食堂・屋台などの食事代、タクシー料金などの交通費、お土産が主なものとなりますね。
ホテル
中級クラスのビジネスホテルの宿泊料金(一人当たり/泊)の相場は、おおむね下記の通りです。
- 台湾:5,000円~(1,500台湾ドル~)
- 韓国:5,000円~(5~10万ウォン)
食事代
- レストラン:1,000円~
- 食堂(セルフ):250円~
- 屋台:150円~
上記は台湾の場合の食事代についてですが、日本と比べると、料金はかなり安い傾向です。
一方、韓国のレストランでは日本と同じくらいの値段のことが多くなります。
結果として、現地での食事代を比較すると、台湾ではとても安く感じることでしょう。
タクシー
- 台北:初乗り料金70元(約250円)
- ソウル:初乗り料金3,000ウォン(約300円)
上記の結果から、台北でのタクシー料金の方が少しだけ安いということが分かります。
お土産
台湾のお土産と言えば、パイナップルケーキがとても有名です。一方、韓国は韓国のりなどが有名です。以下は両国のスイーツ系お土産の一例です。
- 台湾:パイナップルケーキ(約1,500円/箱10個)
- 韓国:くるみ饅頭(ホドゥクァジャ)(約1,000円/10個)
観光スポット
台湾の観光地として、台北、高雄、台南、台中などがあります。
一方、韓国の観光地は、ソウル、釜山、済州島などが人気ですね。
両国の観光地で最も人気がある、台北とソウルの観光スポットの一例を挙げてみます。
台北
台北101、故宮博物院、龍山寺、中正紀念堂、士林夜市、九分、淡水
ソウル
明洞、景福宮、Nソウルタワー、仁寺洞、昌徳宮、ロッテワールド、南大門市場
グルメ
台湾と韓国のグルメについて、それぞれどうしても旅行中に外せない料理を挙げてみます。
以下の通り、どちらのグルメも魅力的なものばかりです。
台湾料理は八角の香りが特徴的で、韓国料理は唐辛子の辛さが特徴的です。
台湾
- ルーローファン:豚肉のひき肉+醤油ベース味の丼
- 臭豆腐:豆腐を発酵させた臭い豆腐
- 小籠包:お馴染みのショウロンポウ
- 滷味 :お好きな具材を選んで簡単に味付け
- 蚵仔煎(オアチェン):牡蠣と卵のオムレツ
- 珍珠奶茶(タピオカミルクティー)
- マンゴーかき氷:6月~9月頃までの季節限定
- 豆花:豆乳で作られたプリンのようなもの
韓国
- 韓定食:韓国の伝統的な定食料理
- 韓国焼肉:サンチュ、コチュジャン、キムチと一緒に
- チーズタッカルビ:韓国焼肉+チーズソース
- ソルロンタン:牛骨スープ
- ナクチポックン:唐辛子味の手長タコの炒め物
- お粥:海鮮の具入りが人気
- ヘムルチム:唐辛子味の海鮮焼きそば
- トッポッキ:韓国の棒状の餅を唐辛子味で
気候
台湾と韓国の気候についての特徴をそれぞれ挙げてみます。
台湾の気候
台湾の気候は北部・中部は亜熱帯気候、南部は熱帯気候に属します。
特に、台北は盆地のため、夏は非常に蒸し暑いのが特徴で、南部は日差しが非常に強いのが特徴。
ただし、12月下旬~2月頃までは寒波が襲来すると非常に寒く感じますので要注意。
韓国の気候
韓国の気候は日本と同じ温暖湿潤気候です。
ソウルの秋から冬の時期は東京よりもやや寒さが厳しいのが特徴。
一方、夏の時期は東京よりもやや暑い傾向にあります。
ベストシーズン・避ける時期
ベストシーズンと避けたほうがよい時期について、台湾と韓国それぞれの季節を挙げてみましょう。
台湾のベストシーズン
台湾のベストシーズンは、10月~11月の時期は気候面ではベストシーズンといえます。
台湾特有の南国フルーツを楽しみたい方は6月~8月が夏のフルーツの旬の時期になります。
また、3月中旬~4月頃までは、南部以外はそれ程暑くなく観光しやすいでしょう。
韓国のベストシーズン
韓国のベストシーズンも春の時期と秋の時期になります。
- 春の時期:4月~5月
- 秋の時期:9月~10月(11月はやや寒くなる)
避ける時期
台湾と韓国で避ける時期は旧正月をはじめとした、祝日や現地の長期休暇でしょう。
国内および海外への人の移動があり、交通アクセスが混雑します。
地元のお店などもお休みの場合があるため、観光を十分楽しめないかもしれせんね。
言葉
台湾
台湾は中国語が公用語ですが、台北では観光客が行くような場所では英語か日本語が通じることが多いです。
ちなみに、タクシーの運転手は英語も日本語も通じないと思っておきましょう。
韓国
韓国は韓国語が公用語です。
ソウルでは観光スポットやホテルでは英語(または日本語)が通じることが多いです。
ソウルでもタクシー運転手は英語が通じないことがほとんどです。
治安・安全
台湾の治安
台湾の治安は日本と同じく、治安の良い社会として認識されています。
夜間に女性一人でタクシーに乗らない、怪しい歓楽街などに一人で出入りしない、などの基本的なことを守っていれば危険な目に遭うことはないでしょう。
ただし、交通マナーが悪いため、横断歩道を含め道路を歩く時は細心の注意を!
韓国の治安
韓国も日本と同じく、治安は悪くはないと思います。
一般的に観光客が多い観光スポットや地下鉄などでは夜間でも危険な雰囲気はありません。
人気のないところへ行ったり、夜間の一人歩きなどスキを見せなければ安全に旅行ができるでしょう。
清潔さ
観光をする時に、街や飲食店などの清潔さが気になる方もいるかもしれませんね。
台湾
台湾では街並みを見ても夜市などを歩いてみると一目瞭然ですが、あまり衛生的には清潔ではないと感じるかもしれません。
一年中、暑い時期と暖かい時期が繰り返す気候のため、ゴキブリ、蚊、アリなどの害虫が多く、ネズミなどの害獣に出くわすことも。
また、10月以降の晴れた日は空気が乾燥し、排気ガスなどでホコリっぽく感じることもあります。
韓国
韓国の街並みを見てみると、一般的な観光スポットでは日本と同じくらい清潔に感じます。
韓国の黄砂の時期は3月~5月にかけてピークを迎えますので、この時期に韓国旅行をする場合は要注意。
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