10月には体育の日を含めた三連休で、近場の海外旅行を考えている方もいることでしょう。
飛行機で3時間程度で手軽に出かけられる台湾を旅行先として考えてみてもよいでしょうね。
そこで、気になるのが台湾の10月の天気や気候と、現地の状況ではないでしょうか?
日本では10月になっても、残暑は残るものの、朝晩の気温は少し下がることが多く、少しだけ過ごしやすくなってきます。
10月の台湾の天気や気温は、どのような感じなのでしょうか?
以下では、台湾の10月の天気と気候について、気象統計データをベースに分かりやすい表・グラフや画像を交えながら、台湾現地から詳しく解説します。
- 台湾の10月の天気は、どんな感じなのか?
- 台湾の10月の気候は、日本と比べ、どれくらい違うのか?
- 台湾の10月の気温は、何度くらいなのか?
- 台湾の10月の天候は、良いのか?悪いのか?
- 台湾の10月には雨の心配はあるのか?
- 台湾の10月の旅行で、注意すべきことは何?
台湾への10月の旅行を予定している方は、上記のような疑問を抱いている方も多いかもしれませんね。
そこで、今回は、現地事情を踏まえ、台湾現地から台湾の10月の天気や気候について詳しく解説します。
台湾の10月の天気
台湾の10月の天気は都市により異なる
台湾の10月の天気は、どうなのでしょうか?
まずは、各都市に住んでいる現地在住の人たちの意見を拾ってみましょう。
台北の10月の天気
台北在住の人に10月の天気についての意見として、下記のようなことが共通しています。
台北の10月は一言で言えば、「残暑」が厳しい日がある。10月になると前月までとは様子が変わり、雨が少なくなります。晴れると暑い日もありますが天気は比較的良い時期。
台中の10月の天気
そして、台中在住の人に10月の天気についての意見として、下記のようなことが共通しています。
台中の10月の天気は、残暑が厳しい日とそうでない日が入れ替わるイメージです。雨がほとんど降らなくなるため、天気の良い日が続くようになります。
高雄の10月の天気
また、高雄在住の人に10月の天気についての意見として、下記のようなことが共通しています。
高雄の10月の天気は、雨の降る日がほとんどないため、毎日、天気の良い日が続きます。それと同時に、朝晩は少しずつ涼しく過ごしやすい日が多くなり始めます。
台湾の10月の天気のまとめ
以上のように、台湾の10月の天気は、台湾の主要都市では雨の降る日が少なくなるため、天気の良い日が多くなります。
特に、朝晩の蒸し暑さを感じる日は少なくなり、快適に過ごすことができる日が多くなります。
ただし、台湾では10月であっても、まだまだ暑い日が多く、年によっては真夏の暑さを感じさせるくらいの猛暑日になることもあります。
このように、雨の心配は少なくなりますが、時には暑い日もあるということを前提に旅行の準備をするとよいでしょう。
- 台湾の10月の天気は台湾主要都市では雨が少なくなる
- 台北の10月の天気の特徴は時に残暑はあるものの過ごしやすいこと
台湾の10月の気候
台湾の10月の気候は残暑日がポイント
それでは、台湾の10月の気候の特徴のポイントは何か?
10月の台湾の気候では、各都市に共通して言えることは残暑日がポイントになります。
10月の残暑は、毎日、毎週、暑いと言うよりも、暑い日が続いたあとは少し涼しくなり、涼しい週が続いたかと思ったら、また暑さがぶり返してくるといった具合です。
時には一年の最後の台風は10月になることもありますが、最後の台風上陸日以降は秋の気配を感じるくらい穏やかな天候に恵まれることが多いです。
また、雨が少なくなる影響で、大気が乾燥し始めるため、蒸し暑さを感じることは少なくなり、逆に、唇や皮膚が乾燥するような感覚になる日もあります。
台湾の10月の気候のまとめ
以上のことをまとめると、台湾の10月の気候は、時には残暑もありますが、雨が少なく、過ごしやすい日が多くなります。
また、大気が急激に乾燥するため、この時期の台湾旅行では、必要な方はスキンケアにも注意したほうがよいかもしれません。
過去には、10月になっても台風が上陸したことがありますが、一般的には10月に台風到来を心配する必要はないでしょう。
- 台湾の10月の気候の変化は「残暑」がポイント
- 台湾の10月の旅行での注意点は暑い日と涼しい日に対応した体調管理
以下では、実際の気象データを表やグラフで紹介しながら、台湾の10月の天気や気候について、詳しく解説します。
台湾の10月の気温
- 台湾の主要都市の最高気温は27.5℃~30.1℃(東京との気温差は6℃~9℃)
- 台湾の主要都市の平均気温は24.5℃~26.7℃(東京との気温差は7℃~9℃)
- 台湾の主要都市の最低気温は21.8℃~24.0℃(東京との気温差は8℃~10℃)
- 台湾の10月の気温は比較的高く、最高気温(平均)は28度~30度程度
台湾の平均気温のグラフ
台湾の10月の気温(最高気温、平均気温、最低気温)
10月 | 台北 | 台中 | 高雄 | 東京 |
---|---|---|---|---|
最高気温 | 27.5℃ | 30.1℃ | 30.0℃ | 21.5℃ |
平均気温 | 24.5℃ | 25.2℃ | 26.7℃ | 17.5℃ |
最低気温 | 22.3℃ | 21.8℃ | 24.0℃ | 14.2℃ |
(引用元:台湾気象局の統計データより当社作成、以下同じ)
※最高気温、平均気温、最低気温は、日平均最高気温、日平均平均気温、日平均最低気温を示すものです。
上表の通り、台湾各地では10月には、平均気温は24.5℃~26.7℃と比較的高く、残暑日も観測されています。
毎年、10月中旬以降になると、朝晩は気温が落ち着き始め、少しずつ過ごしやすくなります。
台湾の10月の最低気温は20度以上ありますので、温暖な天候の日が多くなります。
台湾の10月の雨(降水量と降水日数)
- 台湾北部の10月の降水量は急激に少なくなる
- 台中や高雄などの台湾中部以南の都市では雨がほとんど降らない
- 台湾の10月の降水日数は主要都市では3日~程度と比較的少ない
台湾の10月の降水量(mm/月)
台湾の10月の降水量と降水日数
10月 | 台北 | 台中 | 高雄 | 東京 |
---|---|---|---|---|
降水量/mm | 148.9 | 23.2 | 42.7 | 197.8 |
降水日数 | 11.9 | 2.6 | 3.5 | 9.8 |
台湾の10月の降水量は前月までと比べて急激に減少し、降雨日数も少なくなり、都市によっては3日程度になります。
また、台湾全土では10月の降水量は台北などの台湾北部の雨が比較的多い都市を除いて、降雨がほとんどないため、大気が乾燥し始めます。
雨の降り方も夏の時期のような大雨になるようなことはなく、雨が降ったとしても、小雨がパラパラと降る程度になります。
台湾の10月の湿度と不快指数
以下は、台北、台中、高雄の相対湿度と不快指数を示しています。
10月 | 台北 | 台中 | 高雄 | 東京 |
---|---|---|---|---|
湿度/% | 75.3 | 72.6 | 75.5 | 68.0 |
不快指数 | 66.2 | 66.8 | 68.0 | 60.5 |
台湾の10月の湿度
- 台湾の10月の湿度は73%~76%程度。
- 台湾の10月の湿度は台湾の主要都市の内では、台北と高雄が少し高め。
- 台湾と東京の湿度を比べると、台湾の湿度は5%~7%程度高い。
台湾の10月は降水量も湿度も急激に下がり始めるのが特徴ですが、空気が乾燥するため、過ごしやすくなります。
台湾の10月には、台湾北部を除いて、雨の心配がほとんど必要ないため、旅行がしやすい時期です。
台湾の10月の不快指数
- 台湾の不快指数は66~68程度(東京は60程度)。
- 台湾の10月の主要都市での不快指数は「快適に感じる」レベル。
- ただし気温が30度を超え、湿度が70%を超えると蒸し暑さを感じる。
不快指数は65~70では「快適に感じる」水準とされています。
東京の10月の不快指数が65程度であるのに対して、台湾の平均気温での不快指数は66~68程度です。
平均気温では、上記のようなレベルですが、実際には、残暑が残る日の正午~夕方頃までで最高気温が30度程度になると、不快感を感じ、暑く感じます。
基本的に、台湾の10月は温暖だと考えてよいでしょうが…。10月には一度は残暑がぶり返す日があり、真夏のような暑さを感じることもあります。
台湾の10月の紫外線と日照時間
台湾の10月の紫外線(UV量)
- 台北から高雄までの主要都市での10月の紫外線を示すUV量は5~7の間。
- 台湾の10月では台湾の主要都市では、紫外線のUV値はどの都市でも同程度。
- 平均UV量は5~7の間 → 紫外線は強いレベル。
- 台湾の10月の主要都市の紫外線最大UV量は8~11 → 非常に強い~極端に強い。
台湾の10月の紫外線量は、下記の通りです。
- 台北の10月の紫外線量: 5.7(平均)、11(最大)
- 台中の10月の紫外線量: 5.8(平均)、 8(最大)
- 台南の10月の紫外線量: 6.6(平均)、10(最大)
- 高雄の10月の紫外線量: 6.3(平均)、10(最大)
- 東京の10月の紫外線量: 3.6(平均)
台湾の10月の日照時間
- 台湾の10月の日照時間は一年でも多くなる時期。
- 台湾の中でも台中や高雄の10月の日照時間は通年では比較的長くなる時期。
- 台湾の10月に日照時間が長い理由は晴れの日が多いため。
台湾の10月の日照時間の特徴は、秋の時期に向かうため、日の出が遅くなり始め、日の入りが早くなります。
その一方で、台湾中部以南の都市では、10月は雨が降る日が少なくなり、太陽の日が差す時間が長くなります。
その結果、台中や高雄などの台湾中部以南の都市では日照時間が長くなる傾向があります。10月の台湾旅行で夜市を散策するには良い時期でしょう。
台湾の10月の旅行で注意すべきこと
台湾の10月の時期に旅行する上で注意すべきことを3つほど挙げておきます。
- 10月の台湾は気温が下がり湿度も高くないため過ごしやすい時期ですが空気が乾燥します
- 唇が割れやすくなったり、皮膚が乾燥しやすくなるため、リップやスキンクリームが必要になることも
- 台湾南部を旅行する方は10月でも、天気の良い日の外出時には紫外線にも注意
まとめ
台湾では10月になると、涼しい日もありますが、残暑の暑さが戻る日もあり、週ごとに天候が変わりやすい時期です。
気温の上がり下がりが激しくなるため、体調管理が難しくなりますので、体温調整をしやすい格好がよいでしょう。
この時期に台湾旅行を予定している方は、現地の装いも気になるところですね。乱暴に言ってしまえば、日本の夏の服+上着でOK。
台湾の10月の時期の天候は週ごとに変わりやすいため、服選びを慎重にしたほうが良いかもしれません。下記記事をご覧ください。
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