台湾旅行で長距離バス(高速バス、國道客運)を利用する際の乗車前に確認しておきたいポイントや注意点を詳しく紹介します。
はじめて海外で長距離バスを利用する場合、ちょっとしたことでも疑問があると不安ではないでしょうか?
- 台湾の長距離バスの座席は自由座席?指定座席?
- 長距離バスの車内では飲食は自由?禁止?
- 長距離バスにはトイレ休憩はある?車内にはトイレがある?
- 車内のエアコンの冷房は寒い?
- バスに乗せられる荷物のサイズや数量は?
- 荷物に破損や損傷が合った場合の補償は?
- 長距離バスの安全は?シートベルトは?
はじめて台湾の長距離バスを利用する際には上記のような疑問を持っている方も多いことでしょう。
そこで、以下では台湾在住の私の経験とバス会社の規定をもとに詳しく解説します。
座席
台湾の長距離バスでは指定座席なのか自由座席なのか?
台湾では長距離バスを利用する場合には事前にバスチケットを購入して乗車する方法とバスの発車時間直前に窓口で購入する方法があります。
一般的に、事前にバスチケットを予約をして購入した場合は座席は指定の場合がほとんどです。
直前にバスチケットを窓口で購入する場合は指定座席の場合と自由座席の場合があり、バス会社により対応が異なります。
大手バス会社の場合は指定座席のケースが多いのが私が長距離バスを利用して経験した現地事情です。
バスターミナルの券売機などでバスチケットを事前に予約する場合などは座席を自分で選択することが出来たりします。
飲食
長距離バスの車内での飲食は自由なのか?飲食禁止なのか?
市内バスやMRTなどでは車内での飲食が禁止されていますが、長距離バスでは飲食は自由に取っても大丈夫です。
バスの利用客の多くが乗車前に弁当や軽食を購入してバスの中で食べていたりします。
もちろん、アルコール類などを飲んでも大丈夫ですが、泥酔して他人に迷惑を掛ける客は降ろされますので注意。
また、臭豆腐などの臭いがきつい食べ物を車内に持ち込んだりするのも他人に迷惑が掛かるため控えたほうがよいでしょう。
トイレ
長距離バスでのトイレの事情はどうなのか?
長距離バスに乗車することになると、少なくても2時間以上は乗車したままになります。
そうなると、体質的にトイレが近い人やお腹の調子が悪い人はトイレ事情が心配ですね。
安心してください!バスの車内には簡易トイレが備えられています。
ただし、トイレにはトイレットペーパーは備えられていたり、なかったりします。
そのため、台湾旅行の際にはポケットティッシュを持っていくと安心でしょう。
また、目的地までの距離によってはトイレ休憩でバスが一時停車する場合もあります。
一般的には、台北‐台中間などの場合などはトイレ休憩はありませんが、台北‐高雄間などの長距離で5時間以上かかる路線ではトイレ休憩があることもあります。
エアコン
バスの車内のエアコンの冷房は寒いのか?
台湾は通年で暑いまたは冬でも暖かい時期が長いため、エアコンと言えば冷房になります。
そして、夏の時期はジメジメと蒸し暑いため、バス内は常にエアコンがかなり強めに効いています。
そのため、長時間のバスの乗車中はかなり寒さを感じることも多いはずです。
そこで、長距離バスでの冷房対策として、いくつか方法を考えてみましょう。
- 長袖のカーディガンなどの羽織もの(フード付きが◎)を用意する
- 座席上のエアコンの排気口を閉める(たまに壊れている)
- バス乗車時にはショートパンツやスカートは控える
- 車内は空気が乾燥するためマスクを準備する
荷物
長距離バスでの荷物の扱いはどうなのか?
旅行中の移動で気になるのが大きなスーツケースや荷物ですね。
長距離バスを利用する際には、ほとんどのバス会社では一人に付き2個までの荷物をバスのトランクに預けられます。
一つあたりの荷物の大きさは3辺の長さが180cm以内のサイズで、あまりにも長いものは預けられませんの注意。
手提げやバッグなどはバスの車内に持ち込むことが出来ますが、足元や座席上の網棚に載せられる物に限られます。(網棚は意外にも縦幅が狭く小さいものしか入りません。)
損害賠償
預けた荷物が破損していた場合は損害額を請求することが出来るとされています。
ところが、バス会社の規定を読むと、補償される損害額は裁判所に委ねられるとされていますので、旅行中に請求するのは少し難しそうです。
そのため、破損しそうなものをバスのトランクには極力預けないようにしたほうがよいでしょう。
シートベルト
長距離バスの乗車時にはシートベルトをする必要があるのか?
近年、台湾では高速バスでの事故がニュースで話題にされることが多くなりました。
特に大きなバスの事故が起きて以降、バスの運行に関する法律が改定され、長距離バスでのシートベルトの運用もその一つです。
台湾では長距離バスに乗車する際にはシートベルトの着用が義務付けられています。
自分の身を守るためにも、乗車中はシートベルトの着用をしましょう。
コメント